こんにちは、やまやまです。
家計の見直しをする上で必要不可欠なのが固定費の削減ですよね。
収入全体の固定費割合が、50%以下にすると理想だと言われています。
でも「固定費ってどんな項目があるの?」「そもそも調べるのが面倒くさい」「固定費の減らし方がわからない?」などの不安や苦手意識があって、なかなか手を出していない方も多いのではないでしょうか?
この記事では主な固定費の種類9つの紹介と、ストレス無く固定費を下げるための節約術を初心者にも分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
家計の固定費の種類
家計の見直しで最優先すべきは固定費の把握です。
毎月必ず出ていくお金なので、固定費を把握することは節約する項目も把握しやすいということです。
住居費 | 家賃・住宅ローン・管理費など |
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水道光熱費 | 電気代・ガス代・水道代など |
通信費 | インダーネット代・携帯電話代・固定電話代など |
車両費 | 車のローン・駐車場代・車検代・自動車税など |
保険 | 生命保険・医療保険・自動車保険など |
その他 | 新聞購読料・ウォーターサーバーレンタル料・ジム代など |
以上の6項目でどの固定費が自分に当てはまるのか照らし合わせてみて下さい。
住居費
固定費で大きな部分を占めるのが住居費です。
月々の支払額が決まっているだけに、住居費の見直しは家計全体に大きな節約効果をもたらします。
住居費は年収の20%〜25%くらいが目安と言われています。
住居費を見直そう
詳細は「住居費」はどう節約する? 賃貸と持ち家それぞれの節約ポイントをご覧下さい。
水道光熱費
電気やガスは自由化が始まり、電力会社やガス会社を自由に選べるようになりました。
- 電力会社を乗り換える
- 都市ガスやプロパンガス代の見直しをする
電力会社を乗り換えて電気代を安くしよう
2016年4月より一般家庭でも電力自由化が始まり、電力会社を自由に選べるようになりました。
現状のプランにもよりますが、月1,000円前後くらいは安くできると思います。
金額は大したことないかもしれませんが、電力会社の見直し手続き自体は簡単であり一度見直せば年間10,000円以上の固定費削減効果がずっと続くのです。
詳細は【一番効果的な方法】自分に合った電力会社に乗り換えて電気代を節約をしよう!をご覧下さい。
都市ガス料金を見直そう
都市ガスは2017年4月より家庭向けの自由化が始まり、自分でガス会社を選べるようになりました。
ガス自由化に伴い様々な企業が参入した結果、家族構成や利用スタイルに応じて最適なプランを選べるようになっています。
都市ガスを見直す方法としておすすめなのが、比較サイトの利用です。
電力・ガス一括比較サイトである「エネチェンジ」では、都市ガス会社の一括見積りができます。
プロパンガス料金を見直そう
あまり知られてないかもしれませんが、実はプロパンガスはずっと昔から自由料金制です。
ガス料金に対して国の規制がないので、それぞれのプロパンガス会社が好きなように値段を決めることができ、値上げや値下げも自由に行うことができます。
もし皆さんがプロパンガス代が高いと感じているのであれば、契約プランやガス会社を見直すことで30%以上も安くできる可能性があります。
詳細は【30%以上も節約できる!?】プロパンガス代を安くする方法!をご覧下さい。
通信費
通信費はインターネット料金や携帯電話代、固定電話代など見直しポイントがたくさんあります。
- 携帯電話は格安SIMに変更する
- 自宅のインターネット回線を見直す
- 固定電話は2024年にサービス終了する
携帯電話は格安SIMを利用しコスパを良くしよう
毎月の通信費はいくら払っていますか?
通信費の見直しは格安SIMを使うことが第一歩です。
もし大手キャリアと契約し、例えば毎月6,000円支払っているのであれば、格安SIMに乗り換えるだけで毎月3,000円以上の固定費削減が可能です。
最近では大手キャリアからも格安プランが登場しており、通信キャリアを変更したくないという方はプラン変更を検討するのがオススメです。
現在の携帯電話には様々なプランがあります。
- 使い放題のプラン
- 使った分だけかかる段階制のプラン
- データ容量が決まっている定額制のプラン
たくさんのプランがあるので、どれが最適なのか迷ってしまいます。
そこでプランを選択するとき大切なのは、「自分が利用するデータ通信量やサービスに合ったプランを選ぶ」ということです。
まずは自分や家族が使っているデータ通信量がどのくらいなのかを確認して、それに応じてプランを選択するようにしましょう。
また、月にどのくらい電話をするのかも重要です。
電話をほとんどしないのに通話料金が定額のプランに入っていて無駄にお金を支払っている、ということはよくあるので注意しましょう。
あと見落としがちなのが、オプションです。
キャンペーンを利用して契約した際に、自動的にオプションがつくことがあります。
不要なオプションを気付かずにそのまま継続していて支払いが発生していると勿体ないので、一度確認することをおすすめします。
おすすめの格安SIMや乗り換え方法、選び方などはおすすめの格安SIMと最適な選び方、メリット・デメリットまで徹底解説!を参考にしてください。
僕は楽天モバイルを使っています。大手キャリアに比べてコスパが非常に良いですね!
自宅のインターネット回線を適切に見直そう
自宅のインターネット回線契約も固定費の見直しになります。
インターネット回線とひと口に言っても、契約するものによって月額料金や通信速度などに違いがあります。
とにかく契約内容が複雑だったり、選択肢が多かったりします。
そのため、何を選べば良いか分からないという方は【適切に選ぼう】自宅のネット回線のおすすめと選び方を解説!を参考にして下さい。
インターネット回線は単体で安いところを探すよりも、スマホとセットで検討することが大切です。
固定電話回線を見直そう
携帯電話の普及率が高まって固定電話の役割が弱くなり、年々固定電話の契約数が減少しています。
2001年度には契約者数6,132万契約ありましたが、2019年度には5,367万契約にまで減少しました。
更に現在も利用者されている固定電話(アナログ/ISDN回線)ですが、NTTから2024年でサービス終了となることが発表されています。
サービス廃止後はNTTの設備により信号は自動的に光回線に変換されるため、利用者は特に手続きもなく利用可能です。
自動的に解約されてしまうようなことも無くそのままの電話機で通話可能なのでご安心下さい。
しかし、手続きをしない場合は月々の利用料も固定電話の契約料金のままとなってしまうため非常に損な契約内容となってしまいます。
固定電話の利用頻度にもよりますが、電話回線を今後も継続して利用する予定のある場合はひかり電話へ切り替えて継続使用することをおすすめいたします。
通話のやりとりが携帯電話で十分という方は、固定電話を解約するのも固定費の大幅な節約になります。
車両費
固定費では車両費も大きなコストとなります。
車両本体価格もそうですが、一番は維持コストです。
ガソリン代を見直そう
月々のガソリン代が軽自動車は平均6,000円、普通車は平均10,000円が目安です。
詳細の価格を調べたい方はガソリン代計算で参照してみて下さい。
所有車の燃費が悪い場合は、燃費の良い車への変更も検討してみて下さい。
自動車税を確認しよう
排気量ごとに自動車税が異なります。
自動車税は毎年かかる固定費なので、排気量によっては大きな負担となります。
排気量の少ない車への変更も検討してみて下さい。
車検代を見直そう
車検を受ける場所によって諸費用が異なります。
駐車場代を確認しよう
月極駐車場の全国平均相場は「8,288円」です。
都道府県別の月極駐車場平均相場は全国津々浦々!各都道府県の月極駐車場の平均料金・相場はいくら?を参照して下さい。
その他の諸費用を確認しよう
不定期な整備費用やタイヤ交換・オイル交換・ワイパー交換などの消耗品なども合わせると自動車を所有することで家計にかかる固定費が圧迫されます。
車を所有し続けるか検討しよう
自動車は地域によっても異なりますが、利用頻度によっては所有し続けるよりもカーリースやレンタカー、タクシーの利用をした方が大きく固定費を削減できます。
保険
固定費を節約する上で保険料も大きなポイントになります。
保険はいざというときの備えですから簡単に解約できるものでもありません。
ただし、必要以上に保険をかけると固定費が大きくなります。
これまで一度も保険を見直したことがない方は要注意です。
生命保険の担当者に言われるがまま加入して内容を把握していなかったり、古いプランのまま高額な保険料を払っていたり、複数の保険と契約している方はそれぞれの保障内容が重複している可能性が考えられます。
保険を見直そう
保険の見直しについては【月5,000円以上なら要注意】本当に必要な3つの保険と理由を解説!を参考にして下さい。
僕も毎月2万円の生命保険に加入していましたが、腰痛椎間板ヘルニアでの入院・手術には加入していた保険では非対応でした。
現在は生命保険を大きく見直して、月5,000円まで下がりました!
その他
固定費で意外に忘れがちなのが、クレジットカード決済や携帯キャリア決済をしている月額課金・定額課金サービスです。
近年では多くの企業が注目のビジネスモデルとして取り入れている「定額料金でサービスが使い放題になるサブスクリプションモデル」が一般化して、「サブスク」という略称で広く使われるようになりました。
様々な定額サービスは昔から便利に使われてきましたが、一方で契約したまま利用せず放置したり、あまり必要と思わなくなったけど何となくそのまま契約しているケースも見受けられます。
- 新聞購読料
- ウォーターサーバー代
- スポーツジム代
サブスクの中には「映像配信サービス」「音楽配信サービス」などのデジタル業界が有名ですが、洋服や家具、食品など非デジタル業界も進出しています。
サブスクリプションを見直そう
業界にもよりますが、一つひとつのサービス料金は月に数百円からとなっているので、気軽に始められるのが魅力です。
しかし、気付けば「最初は良く使ってたけど、最近は使わなくなった」「無料のキャンペーンで試しに始めたらそのまま契約していることを忘れた」など、無駄に支払っているサービスが無いか見直すことをオススメします。
まとめ
今回は主な固定費の種類6つと節約方法を紹介しました。
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 車両費
- 保険
- その他(サブスク)
固定費の中には「生活するために必ず必要なもの」と、「必ずしも必要ではないがあると安心・便利なもの」があります。
見直しに必要なのは「生活するために必ず必要なもの」は価格比較をして効率良く支払うこと、「必ずしも必要ではないがあると安心・便利なもの」はそもそも必要なのかを含めて検討することが重要です。
固定費を見直せば毎月の支出も大きく改善する可能性がありますし、余った余剰資金で効率良く貯蓄に回せます。
無駄な支払いが少しでも減らせるように、是非参考にしてもらえたらと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。