はじめましてやまやまといいます。
皆さん、資産形成について悩んでいませんか?
老後2000万円問題についてなどのニュースを見て、不安に思っている方もいると思います。
しかし、「資産運用ってどうやるの?」「貯金がさらに減らないかな?」「投資ってギャンブルじゃないの?」「リスクが大きいよ」「投資ってなんか怖い」など、特に投資初心者はネガティブな印象を持たれている方が多いと思います。
この記事では、様々な投資方法の中で投資初心者でも比較的成果が出やすいと言われている「インデックス投資」について解説していきます。
・投資初心者だけど興味はある
・なんか投資って怖いし、ギャンブルみたいでイメージ悪い
・なるべくリスクを掛けずに資産形成したい
・専門用語も分からないし、面倒な手続きがある運用はやりたくない
私は最初、知識が0の状態で投資の世界に飛び込み「国内株式投資」を始めました。
個別株への投資は難易度が高く、失敗の連続で貯金を大量に減らしました。
その後、FX「外国為替証拠金取引」の存在を知りましたが、やはり知識不足で大きく損失を出しました。
もう資産運用はコリゴリだと思っていた所で今回の「インデックス投資」の存在を知り、
「これならセンスのない私でも着実な資産形成ができる!」と3度目の正直で始めました。
今までは、正に「投資ってギャンブル?」を体現した運用をしてたので大きく損失を出しましたが、このインデックス投資は積み立てた後はほとんど考えずほっとくだけで貯金と変わらないイメージでした。
このようにコツコツと安定的に資産形成をしたいという方、投資には興味あるけどリスクは取りたくないと不安に思っている方に本当にお勧めできる投資手法ですが、このインデックス投資の基本的な知識、メリット・デメリットを紹介していきます。
インデックス投資とは
インデックス投資とは、「市場の動きと示す指数(=インデックス)」と同じ値動きに連動する運用を目指した投資手法となります。
ここでいう指数とは、数多くある企業の株価の動きを見るための「株価指数」を示します。
ちなみにインデックスの代表例としては以下が挙げられます。
・日経平均株価(日経225)
日本の東京証券取引所一部に上場する代表225社の平均株価
・TOPIX(東証株価指数)
東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として時価総額を合計している株価指数
・S&P500
アメリカに上場している代表的な500社の時価総額を元にした平均株価
・NYダウ(ダウ工業株30種平均)
NY証券取引所やナスダック市場に上場している米国の代表的な30銘柄をもとに算出
下の画像は米国株のインデックスの一つ「NYダウ」の、1980年から現在までの変動を示したチャートです。
これを見ると短期的には下落する場面もありますが、長期的に見れば市場全体が右肩上がりなのが分かります。
しかし、「それは過去の話で今までは成長してきたかもしれないけど、今後はどうなるのか分からないんじゃないの?」という疑問も抱く方もいるでしょう。
未来予知ができない以上その疑問は尤もですが、多くのインデックスは今後も長期的には続伸していくであろうと考えられています。
その前提としてあるのが、資本主義経済において各企業は常に成長を目指し、その企業の集合体である市場(=指数)も成長し続ける、という考え方が根本にあるからです。
このように血眼になって特定の個別銘柄を毎回探すのではなく、根本である経済成長指数に連動した特定の市場全体に分散投資をしていく「インデックス投資」が投資初心者にもシンプルでチャレンジしやすい投資手法となります。
お笑い芸人として有名な厚切りジェイソンさんもインデックス投資でお金を増やしたことで注目を浴びています。
僕は個別の銘柄ではなく、投資信託しかやっていません。具体的には、トータル・マーケット・インデックスファンドに定期的に投資し続けています。3~4年前までは、S&P500のインデックスファンドをやっていたけれど、ウォーレン・バフェットの話を聞いて、トータル・マーケット・インデックスに変えました。S&P500は、ある程度大きな会社ばかりになりますが、トータル・マーケット・インデックスだと、今後大きくなる可能性のあるグロース銘柄もあるからです。
やはり著名な方も取り入れている手法なんですね。
インデックス投資のメリット
インデックス投資には次のようなメリットがあります。
- 初心者でも知識や理解がなくてもできる
- 圧倒的に手間がかからない
- 分散投資になるので損失リスクを軽減できる
- 下落局面でも強いメンタルが保てる
では具体的に見ていきましょう。
メリット①初心者でも知識や理解がなくてもできる
インデックス投資はインデックスファンドの販売元に運用を任せられるので、知識や技術があまり必要ありません。
ファンドを選ぶ基準として基本的には、
- 運用手数料(信託報酬)
- 運用実績(全期間)
- 運用資金額(純資産)
この3つくらいを意識して選ぶだけでよいですし、証券口座の買い付けランキングで上位に出てくるような有名どころのファンドを押さえておけば問題ないと思います。
あとはプロがインデックスに連動するように運用してくれます。
メリット②圧倒的に手間がかからない
通常の個別株式投資では、投資する前に決算や財務諸表などでどれが優れた銘柄なのかよく調査し売買する必要があります。
しかしインデックス投資は、運用しているインデックスファンドが対象銘柄を決めているので、そういった手間がかかりません。
自分が投資したいと思う投資対象のインデックスファンドを選ぶだけの知識があればOKです。
さらにインデックスファンドを含む投資信託への自動積立サービスをおこなっている証券会社も多いので、そのサービスを利用すればさらに運用の手間を減らすことが可能です
メリット③分散投資になるので損失リスクを軽減できる
個別銘柄の場合はどうしても1社の動向に左右されてしまうため、1度の決算や悪いニュースで、大切な資産があっという間に目減りしてしまうこともあります。
しかしインデックスファンドは、インデックスに連動するように複数銘柄のセットで購入する商品になっています。
そのためインデックスファンド一つ購入するだけで、実際は複数の銘柄に分散投資したことと同じ状態になります。
お弁当で例えると、シャケ弁当と幕の内弁当があったとします。
同じ500円で販売していますが、シャケが不漁で価格が値上がりしました。
シャケ弁当はシャケの商品原価がものすごく上がり、800円に値上げ。
幕の内弁当はシャケの切り身が一部なので、そこまで商品原価に影響はなく520円に値上げ。
分散投資をおこなうとその中の一社の株価が悪化・下落しても、全体でその下落を低減できるので、損失リスクを抑えることができます。
メリット④下落局面でも強いメンタルが保てる
株式投資を行った場合に、株価が下落局面でメンタルを強く保つことができず、「少しでも傷が浅いうちに売ってしまおう」とすぐ気弱になったりという方も多くいらっしゃると思います。
でもこれは逆にチャンスで、下落した時に割安価格で購入することは、再度上昇した際に大きなリターンを生むことにつながるからです。
つまりインデックス投資を行っている場合、下落局面が来た時に、「これは買い時だ!」と強いメンタルで下落局面を過ごすことができます。
そう思える理由が、前述した通り資本主義経済において各企業は常に成長を目指し、その企業の集合体である市場(=指数)も成長し続ける、という考え方が根本にあるからです。
投資の世界で一番やってはいけないことは、高値で購入して安値で売却することです。
そんなの当たり前のこと過ぎて誰もがわかっていることなのですが、特に投資初心者は下落局面では正常な判断ができず、安値で手放してしまうことがあるものです。
下落局面でも慌てす喜んで迎えられるインデックス投資は、本当に投資初心者に優しい投資だと思います。
インデックス投資のデメリット
一方でインデックス投資には次のようなデメリットがあります。
- 短期でハイリターンは望めない
- 一定の運用コストがかかる
- 元本割れのリスクがある
デメリット①短期でハイリターンは望めない
先程メリットの部分で、「分散投資になるので損失リスクを軽減できる」とお伝えしました。しかしこれは、リターン面でも同じことが言えます。
インデックスという株価指数に連動して分散投資を行う投資手法であるが故に、仮にそのインデックスファンドに含まれる一社の株価が急騰したとしても、他の銘柄に相殺されてしまいます。
そのため急騰した一社に投資していた場合よりも、得られる利益は少なくなります。
インデックス投資では、地道に愚直にコツコツ積み立て、長い時間をかけて複利の力で資産を形成し、ローリスク&ローリターンを狙っていく投資です。
リスクとリターンは表裏一体です。
個別株やFXで一発当てられる目利き、嗅覚が備わった敏腕トレーダーならもちろんそうすべきですが、大抵の方はそうでなく、大事な資産を失う可能性の方が高いと思います。
(私も資産を失う側でした,,,涙)
デメリット②一定の運用コストがかかる
インデックス投資は、インデックスファンドの運用をプロにお任せしています。
そのため、インデックスファンドを提供している会社に対して、運用コストとして「信託報酬」を支払う必要があります。
運用コストは、個別株への投資よりも割高なので、インデックスファンドを選ぶ際はなるべく信託報酬が安いファンドや運用コストをまかなえるリターンが将来的に期待できるインデックス投資商品を選ぶ必要があります。
デメリット③元本割れのリスクがある
インデックス投資は、個別株への投資と比べるとローリスク&ローリターンです。
しかし投資である以上、市場(=指数)に連動するため下落局面では下がりますし、ときにはリターンがマイナスになることもあります。
いわゆる元本割れのリスクは伴います。
とはいえインデックス投資は先ほども述べた通り、短期的に見ると下落する局面もありますが、長期で見ると持ち直して伸びていく可能性が高いです。
つまり、一時的に元本割れすることがあったとしても、長く投資し続ければ最終的に利益が出る可能性が高いということです。
そのためインデックス投資をおこなう場合は、短期的な下落・元本割れにメンタルを左右されない資金管理・リスク管理を行ったうえで、長期間運用することを強くおすすめします。
まとめ
今回はインデックス投資の基本となる知識、メリット・デメリットについて解説しました。
リスクを抑えながら専門知識・技術がなくても始められる投資手法で、長期で着実に資産を形成していけるのがインデックス投資の強みであり魅力です。
インデックス投資は老後の不安や資産運用への興味など、どのような投資がいいか迷っている方やこれから投資を始めようとしている投資初心者の方におすすめしている方法ですので、ぜひ参考にして下さい。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。