こんにちは、やまやまといいます。
レバレッジという単語は、投資を始めようとしている方・既に投資をしている方も一度は聞いたことがあると思います。
実は私はこのレバレッジという仕組みを知ったから投資の世界に入ったと言っても過言ではありません。
レバレッジにはとてつもないチャンスと魅力がある反面、取り扱いによっては危険物にもなる諸刃の剣でもあります。
(実際私が何年も損失を重ねたのは、このレバレッジが原因です…Orz)
「レバレッジは便利だよ」「投資をするならレバレッジをかけた方がいいよ」など投資の世界では当たり前に使用されている言葉ですが、あんまり意味が分からないという方もいます。
そこで、「レバレッジってなんだろう?」「なんか危険そうだし、怖いイメージ」という方向けに、レバレッジの基本的な知識とメリット・デメリットを紹介します。
是非、最後まで読んで筆者のようにならないで下さい。(笑)
レバレッジとは?
レバレッジとは直訳すると「テコの原理」という意味ですが、小さな力で大きなものを動かすことができる「仕組み」を指します。
投資の世界においては担保となる保証金の何倍もの金額を取引することができる仕組みのことを指します。
株式投資においては株式の購入に際し手元資金が少ない場合でも証拠金を差し入れることにより資金力以上の株式を購入することができるため、「信用買い」などと呼ばれたりします。
例えば、資金が10万円でレバレッジが10倍だと100万円の取引ができます。担保となる保証金の何倍もの金額を取引することができることが、レバレッジの大きな特徴です。
レバレッジのメリット
通常の取引では、10万円あったら10万円の取引しかできません。
しかしこのレバレッジを利用すると、その倍率に応じて取引金額を増やす事ができるのです。
今回は投資の中でもメジャーであるFXで解説します。
1ドル=100円で10,000ドル分購入したものを110円で売却すると、
110円×10,000ドル=110万円で100,000円の利益。
もし元手の10万円で同じように購入すると1,000ドル購入となります。
110円×1,000ドル=11万円で10,000円の利益。
このように、同じ資金があってもレバレッジを掛けることによって大きな効果を生む事ができます。
その倍率が高くなればなるほど、その分得る利益が大きくなり資金効率が良くなります。
【レバレッジ効果によるリターンの違い】
1ドル=100円の時に10万円で運用した場合
レバレッジ倍率 | 1倍 | 5倍 | 10倍 | 25倍 |
---|---|---|---|---|
元手 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
取引数量 | 1,000ドル | 5,000ドル | 10,000ドル | 25,000ドル |
1ドル100円→110円に変化した場合の変動 | 11万円 | 55万円 | 110万円 | 275万円 |
リターン | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 25万円 |
レバレッジのデメリット
当たり前ですが、レバレッジは取引が成功すれば大きなリターンを期待できますが、失敗すれば大きな損失を出す可能性があります。
ここで重要になるのが、ロスカットルール(安全装置)という仕組みです。
レバレッジは元手となる資金以上の倍率で運用できる仕組み上、必要証拠金が必要となります。
必要証拠金とは、レバレッジを効かせたポジションを維持するために担保として最低限必要となる資金のことです。
そして、この必要証拠金には証拠金維持率というものがあります。
証拠金維持率とは、ポジション必要証拠金に対して占める純資産額の割合のことで、
「(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100」で算出します。
FXのロスカットとはポジションの損失がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために反対売買を行い強制的にポジションが決済される仕組みです。
株式の信用取引でのレバレッジの場合はFXのような強制終了システムが用いられていないケースもあり、所定の証拠金維持率を割り込む度に追証(追加の証拠金)を収めないと強制決済させられます。
まとめ
今回は、レバレッジの基本的な知識とメリット・デメリットについて解説しました。
レバレッジは投資を行う上で大きな武器にもなりますし、自らの傷を負う凶器にもなります。
自分の大事な資産を目減りさせないように、ご自身にあった投資手法で資産形成を行なって下さい。
どんな投資手法がいいか悩んでいる方は、下記の記事も参考にして下さい。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。